・No.15「リーディング」11/9/04
エドガー・ケイシー(Edgar Cayce)という名前を聞いたことがありますか?1877年、ケンタッキーの農家に生まれたエドガーは、内気でいつも聖書ばかり読んでいる少年でした。学校は当時9年間だった義務教育しか受けておらず、それよりもイエスの生き方に感銘を受け、将来は病気で苦しんでいる人を助ける仕事をしたいと望んでいたのです。自宅裏の森の中に特別な場所を決め、毎朝、日の出と共にそこで聖書を読むことを日課としていました。そして毎年一回は聖書を通して読むことを信条としていました。
そんなエドガー少年の元に神からの使いが現れたのは、彼が13歳のとき、朝いつものように朝森で聖書を読み終えた帰り道でのことでした。自分の名前を呼ぶ声に振り返ると、光に包まれた女性が立っていました。
「あなたの一番の願いを言ってみなさい」
エドガーは驚きながらも、毎朝祈り続けていた言葉、「病気の人を癒やし、苦しんでいる人を救いたい」と答えました。女性は微笑むと、「あなたの願いは聞き届けられました。いつまでもその気持ちを持ち続けなさい。そうすれば願いは叶えられます」と言って姿を消したのです。
そして彼が15歳の時、最初の奇跡が起こりました。学校で野球をしていた時ボールが尾てい骨に当たり、エドガーは転倒してしまいます。その時はなんでもなかったのですが、午後になると突然、大きな声で笑いだながら騒ぎ出したのです。彼の父親はエドガーをベットに縛りつけ、なんとか寝かしつけました。
すぐにエドガーは昏睡状態に陥りました。そして突然、威厳のある声でしゃべりだしたのです。
「ボールが当たったショックから救い出すために、薬草を後頭部に貼りなさい。取り返しのつかない障害を残したくないなら、今すぐ言った通りにしなさい!」
両親は声の通りにエドガーの頭に薬草をあてがいました。すると翌朝、エドガーは何事もなかったかのように元気になっていました。
医者か牧師になることを願っていたエドガーでしたが、経済的な理由で働きに出ねばならず、農家や書店、靴屋などで働いていました。そんなある日、エドガーは原因不明の失声症になります。声が出なくなってしまったのです。どんな医者も彼を治すことはできませんでした。職に就くことをあきらめたエドガーは、実家に戻って自ら写真店を経営することにしました。
声のことはあきらめかけていたちょうどその頃、エドガーが15歳の頃、昏睡状態で自分の治療法をしゃべったという話を聞いた催眠療法士がやってきて、催眠状態で彼自身から声の治療法を得られるのではないだろうか?と提案しました。
さっそく実験が行われました。エドガーは深い催眠状態に入ると、「声帯の筋肉の一部が麻痺している。暗示によって、この部位の血流を増加させ、麻痺を取れば声は出るようになる」と話しました。催眠療法士は言われたとおりに暗示を与えると、喉の血流はみるみるまに増加し、喉が腫れ上がるほどになりました。催眠からさめたエドガーには、一年ぶりに声が戻っていました。
この不思議な能力は、他人の病気の治療法を得るためにも使われるようになります。彼自身、催眠状態で話した内容を覚えていなかったので、エドガーは、自分が話す内容をすべて記録にとるよう頼みました。彼の知るはずもない医療の専門用語で病気を診断し、適切な治療法が語られ、記録されていきました。これが後に「エドガー・ケイシーのリーディング」と呼ばれるようになったのです。
エドガーの元には、不治の病を抱えた人たちがリーディングを求めて集まりました。「病気の人を癒やし、苦しんでいる人を救いたい」という願いが叶ったのです。そして67歳でこの世を去るまでに、9000件近くの医療リーディングを残しています。
エドガー・ケイシーのリーディングは、医療だけではなく、人生相談や夢占い未来の予言や、ビジネス上のアドバイスにまで広がってゆきました。生涯に残したリーディングの総数は15000件近くに及びます。アメリカやイギリスを始め、日本のさまざまな団体が彼のリーディングをまとめて、人々の役に立つよう、データベースとして管理・運営しています。
「リンゴ・ダイエット」
エドガー・ケイシーはそのリーディングのなかで、多くの人にも役立つ健康法を残しています。健康法の原則には「体液の循環」「食物の消化吸収」「休息・休眠」「排泄」の4つが挙げられ、エドガーは特に「排泄」を重視していたそうです。体内にたまった毒素、老廃物を排泄するために、ひまし油温熱パック、リンゴ・ダイエット、コロニクス(洗腸)などがあります。
今日は、このなかから簡単に実践できるリンゴ・ダイエットの方法を紹介します。腸の壁面に残った宿便をきれいに取り除くための健康法です。
リンゴ・ダイエットという名前の通り、ひたすらリンゴだけを食べて過ごします。期間は3日間。リンゴ以外のものは食べずに、そのかわり水分補給はしっかりするようにします。もちろんジュースやビールはダメで、水を飲みます。ただし、コーヒーだけは、一日に数杯飲んでもいいそうです。あっ、でも砂糖やクリームはなしですよ。
ダイエット中は、夜寝る前にエクストラ・バージンのオリーブオイルをスプーン一杯飲みます。もしくは3日目の夜だけ3杯飲んでもかまいません。リンゴの繊維によって、腸壁の老廃物がきれいに排泄されるようになります。
★ Websites
「日本エドガー・ケイシーセンター」
バージニア州にあるエドガー・ケイシー財団から正式な認可を受けた日本のエドガー・ケイシー研究センターです。情報提供と研究支援を目的としたNPOです。エドガー・ケイシーをもっと知りたいという方、まずはここからどうぞ。
「Takao Funami Home」
セドナを訪れたときの旅行記「セドナ日記」を通して、この不思議な街を紹介しています。ブログ「セドナアップデイツ」では、セドナの最新情報を紹介しています。 |
バックナンバー
・創刊号 7/27/04
「どうしてこんなにアメリカが好きなのだろう?」
・No.01「THE KING」 8/3/04
・No.02「Chasers 追跡者たち」8/10/04
・No.03「オズ」8/17/04
・No.04「ウォーレン・バフェット」8/24/04
・No.05「Manifesto Destiny」8/31/04
・No.06「UP and DOWN」9/7/04
・No.07「一攫千金」9/14/04
・No.08「THE DRIVE」9/21/04
・No.09「スタインベック」9/28/04
・No.10「バーバンクの魔術師」10/5/04
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・No.12「ラバ遣いが観た宇宙」10/19/04
・No.13「Mickey D's」10/26/04
・No.14「世界の始まり」11/2/04
・No.15「リーディング」11/9/04
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・No.17「大統領への手紙」11/23/04
・No.18「花」11/30/04
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