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| 人口 |
地球上でアメリカに住む人の割合は?
今、地球人の約4.6%がアメリカ合衆国に暮らしています。2004年8月1日東部時間午前3時半の時点でアメリカの推定人口は2億9,388万4,207人、同時刻の世界の推定総人口は63億8,386万7,433人です。このアメリカ人と地球人の数が刻一刻増えていく様子は、POPClocks
で見ることができます。
ところで、アメリカの人口が中国、インドに次いで世界第三位の大所帯なのはご存じでした?大国だというのは経済や軍事だけではなかったんですね。そして、アメリカは毎年新たな移民を受け入れて、更に成長を続けているのです。 |
人が集まるから都市なのか?都市だから人が集まるのか?
2000年の調査によると、人口500万人を超えるアメリカの大都市エリアは、9エリアです。もちろん、筆頭はニュージャージ北部からロングアイランドまでを含めた広域ニューヨークエリア。約2,100万人が生活しています。日本の首都圏と比べると、世界のヘソとも言うべきニューヨークは意外にこじんまりしていますが、マンハッタンの集積度はやはり特別です。次いで、リバーサイドとオレンジ-カウンティーを含めた広域ロスアンジェルス-エリアで1,600万人以上。以下、シカゴ、ワシントン、サンフランシスコ、フィラデルフィア、ボストン、デトロイト、ダラスの順で続きます。しかし、この9都市をあわせてもわずか人口の30%程度をカバーするだけ。日本に較べてアメリカの人口は各地に分散している様子が伺えます。 |
西へ、西へ、今なお続く人口移動
西部開拓時代、アメリカに渡った人々は西へ西へとゴールドや新しいチャンスを求めてフロンティアを目指しました。
1790年から2000年にいたるまで、アメリカの人口の重心がどこにあるかを示した面白い地図があります(Mean Center of Pupulation for the United States:pdf ダウンロード )。人口の重心とは、「もし、アメリカの国土が真っ平らで曲がらない重さのない板のようで、アメリカに住む人全員の体重が完全に同じだったら、一体どこの一点でバランスがとれるか」という地点のこと。10年ごとに算出されているこの人口の重心は、まさに移民と移住の歴史の足跡です。1790年にはメリーランド州のチェスタータウン(Chestertown)近くにありましたが、200年以上かけて1000マイル以上西へ、そしてやや南下しつつ移動してきました。2000年の重心地点は、ミズーリ州のエドガースプリングズ(Edgar Springs) という、人口200人に満たない町にあります。1990年からの10年間で、重心地点は南西に34.7マイル移動したことになります。
そう、アメリカ人は今でも西をめざしているのです。
現在では人の動きはもっと複雑で、人々が単純に西に向かって移住して行くわけではありませんが、それでも西部地域は他の3地域に較べて人口の増加がめざましいのです。1990年からの10年間、20%近くの伸びを示して1,000万人以上の新しい住人を受け入れました。
長距離の引っ越しの理由で一番多いのは、就職と転職です。雇用があるとみれば、人が集まり街は瞬く間に膨れあがります。1990年からの10年で最も成長した都市はラスベガスエリアで、83.3%も人口が増えています。フロンティアを目指すこの淀みないマンパワーの流れこそが、アメリカの活力の秘密なのかもしれません。 |
| 人種 |
多民族国家って- - - どれくらい人種が混ざってるの?
アメリカの国勢調査では、人種を以下のように7つに分類しています。
- 白人
- アフリカ系アメリカ人(黒人)
- アメリカインディアンとアラスカ原住民
- アジア系
- ハワイとその他太平洋諸島の原住民
- その他の人種(主にヒスパニック)
- 2つ以上の人種
一番多いのは白人で75.1%。4人に3人が白人ということになります。この白人の区分にはヨーロッパ各国、中近東、北アフリカ出身の人種が含まれています。人種といっても、実際には地理的な区分で、見た目や肌の色で分けているわけではないんですね。それにしても、アラブ系が白人に含まれているとは知らなかったなぁ。
白人以外の人種は、ぐっと割合が減るのでマイノリティーと呼ばれます。内訳は、アフリカ系12.3%、アメリカインディアンとアラスカ原住民が0.9%、アジア系3.6%、ハワイなど太平洋諸島の原住民が0.1%、その他の人種が5.5%です。
2000年の調査時点では、アジア系は約1,000万人でした。ごく最近の調査によると、アジア系は他の人種に較べて人口増加の伸びがめざましいので、たとえ今すぐアジア系移民の受け入れをストップしたとしても、将来的にはアジア系はマイノリティーではなくなるそうですよ。ひょっとして、あなたはアメリカ人といえば金髪碧眼で鼻が高い背高のっぽの白人をイメージしていませんか? |
混血
アメリカに住む人の中で、2.4%の人が2つ以上の人種間の混血だと答えています。意外と少ないと感じますか?それは、この数字が黒人とアジア人、白人とアメリカインディアンといった人種間の混血についての数字であって、日本人と韓国人、アラブ系と北欧系といった同人種間での場合は考慮されていないからでしょう。実際に、あなたのオリジンは?とアメリカ人に聞いてみると、母方はドイツ人で父方はポーランド系だ、などといったことは統計を取るほどもないくらいに極々普通のことです。
この人種間の混血のうち、93.3%が二つの人種間の混血ですが、823人は、上記の人種の6区分全部、白人、アフリカ系、アメリカインディアンかアラスカ原住民、アジア系、ハワイなど太平洋諸島の原住民、その他の人種に渡った混血なのでそうです。5人種の組合わせでは8637人になります。少なくとも、ひいお爺ちゃん、ひいお婆ちゃんの代から人種を超えた混血を進めてきたことになります。アメリカに較べて人種どころか外国人との交わりが遥かに少ない日本人にとってはなかなか想像できない状況です。こうなると、もうハーフくらいで驚いてはいられません。
多民族国家を指してよく人種のるつぼと言いますが、アメリカは本当に人類の実験室といった様相です。あと数百年も経つと、こんな「地球人」としか表現のしようのない複雑な背景を持った人たちが世界の多数を占めるようになるのでしょうか?そのとき、地球にはどんな文化が生まれているのでしょうか? |
<言葉の説明>
地域分け:アメリカ国勢調査では、便宜上、全米を以下のように4地域に分けています。
- 北東部:メイン、バーモント、ニューハンプシャー、ニューヨーク、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネティカット、ニュージャージー、ペンシルバニアの9州。
- 中西部:オハイオ、ミシガン、インディアナ、ウィスコンシン、イリノイ、ミネソタ、アイオワ、ミズーリ、ノースダコタ、サウスダコタ、ネブラスカ、カンザスの12州。
- 南部:デラウェア、メリーランド、ワシントンDC,
バージニア、ウェストバージニア、ケンタッキー、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシー、ジョージア,アラバマ、ミシシッピー、アーカンソー、ルイジアナ、オクラホマ、テキサス、フロリダの16州
- 西部:アラスカ、モンタナ、ワイオミング、アイダホ、ワシントン、オレゴン、コロラド、ニューメキシコ、ユタ、アリゾナ、ネバダ、カリフォルニア、ハワイの13州
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参考資料
- U.S. and World Population Clocks-POPClocks. U.S. Census
Bureau. (www.census.gov/main/www/popclock.html)
- Census 2000 Brief, "The United States in International
Context: 2000" , February 2002, by Thomas M. McDevitt & Patricia
M. Rowe. U.S. Census Bureau.
- Census 2000 Brief, "Population Change and Distribution:
1990 to 2000" , April 2001, by Marc J. Perry & Paul J. Mackun.
U.S. Census Bureau.
- Population Profile of the United States: 2000. sU.S.
Census Bureau.
- Census 2000 Brief, "Overview of Race and Hispanic
Origin:2000" , March 2001, by Elizabeth M. Grieco & Rachel C.
Cassidy. U.S. Census Bureau.
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